ブルーグラス・ランブル

The Bluegrass Ramble

緑の草原を駆けるサラブレッドやバーボン・ウイスキーで有名なアメリカ、ケンタッキー州。「ブルーグラス」の語源は、ケンタッキー州の別名である牧草の意。活気があって、どこか哀愁漂うブルーグラス・ミュージック。「ブルーグラス・ランブル」は、バンジョー、ギター、フィドル、マンドリン、ベースのアンサンブルで、本格的なブルーグラス・ミュージックを演奏するために1998年12月に結成されたバンドです。

稲葉和裕のリード・ヴォーカルとギターを軸に、テイスティーなバンジョーで知られるランディー・コットン、活躍中のフィドラーの蔦川 元、2015年にバンドに加わった若手マンドリニストの伊藤創平、安定したベースでリズム・セクションを固める石平祐二で構成されるブルーグラス・バンドです。

1999年1月より中津・ミノヤホールでの月例ライヴを開始し、2006年は、シアトリカル應典院、OCCホール(大阪クリスチャン・センター)、2007年6月から再び中津・ミノヤホールで開催してきましたが、10周年を迎える2009年1月公演からジャズ・クラブの老舗、ミスター・ケリーズに会場を移すことになりました。ミスター・ケリーズでは、美味しいお食事とドリンクをお楽しみいただきながら、ゆったりとブルーグラス・ランブルをご満喫いただけます。
さらにグレード・アップしたブルーグラス・ランブルをお楽しみください。

「ブルーグラス・キャンプ・イン・滋賀」での「ブルーグラス・ナショナル・チャンピオンシップ」では、1999年と2000年とブルーグラス・ランブルが、2連覇達成する。

2009年の阿蘇、「カントリー・ゴールド 2009 – 約束の日Ⅱ」 には、主催者、チャーリー永谷氏を除いて日本人バンドとして初出演し、観衆を魅了した。

2012年10月、ブルーグラス・ランブルの初めての東京公演を成功させた。
2015年3月、バンド結成以来16年間にわたりマンドリンとヴォーカルを担当した大西一由氏がバンドを離れ、6月に伊藤創平氏(マンドリン)が新加入する。

2019年2月、ミスターケリーズにて結成20周年記念公演を開催する。

2022年10月、ライヴ通算200回達成を記念したCDアルバム、「LIVE」をリリースする。

2024年1月より会場をアズール・テラスに移し、結成25周年記念ライヴを開催する。
バンド結成25周年を記念した写真集を出版する。

●メンバー
稲葉和裕 -ギター、ヴォーカル
ランディー・コットン -バンジョー、ヴォーカル
蔦川 元 -フィドル、ヴォーカル
伊藤創平 -マンドリン、ヴォーカル
石平祐二 -アコースティック・ベース、ヴォーカル


ブルーグラス・バディーズ

The Bluegrass Buddies

稲葉和裕が東京や関西で活躍するミュージシャンの皆様と展開するブルーグラス・バンド。
あえてバンド・メンバーを固定することなしに、演目やバンド・サウンドを自由に変化させられるブルーグラス・バンドである。飛び入りで素晴らしいゲストをお迎えする時もしばしば。

●過去にご共演いただきましたバディーズの皆様:
宮前ユキ(ヴォーカル)、井上太郎(マンドリン&ドラムス)、近藤友宏(ベース)、手島昭英(ベ-ス)、村井振一(バンジョー)、岸本一遥(フィドル)、祇園隆司(フィドル)、茂泉次郎(フィドル)、早川流吉(バンジョー)、尾崎博志(スティール・ギター)、小島慎司(ドブロ・ギター)、Chris Sharp(バンジョー)、レオナ(フィドル)、三上 保(ベース)、有田純弘(バンジョー)、Jon Glik(フィドル)、原さとし(バンジョー)、マロ・カワバタ(ギター)、今村日利(バンジョー)、笹部益生(ギター)、若林優子(フィドル)、加藤保久(マンドリン)、岡部 昇(ベース)、桑原達也(バンジョー)、Jacob Sharp(マンドリン)、植村花菜(ヴォーカル)、Jordan McConnell(ギター)、J.P. Mathes Ⅱ(バンジョー)、手塚里美(ベース)、Denis Gainty(マンドリン)、瀬川信二(ベース)、松本和茂(ギター)、小寺拓実(バンジョー)、Samoa Wilson(ヴォーカル)、麻田 浩(ヴォーカル)、Okei(ヴォーカル)、平賀智恵子(マンドリン)、村田彩子(ベース)、Clay Bussinger(ギター)、手島宏夢(フィドル)、荒川裕史(ギター)、山田拓斗(フィドル)、加藤史高(ベース)、木村達弥(バンジョー)、岡野 進(フィドル)、本間正敏(マンドリン)、Rieco(ヴォーカル)、Ed Neff(フィドル&マンドリン)、佐藤 渉(ベース)、安永一平(マンドリン)、大山憲治(ベース)、平井秀道(マンドリン)、Mike Compton(マンドリン)、Keith Little(バンジョー)、Blaine Sprouse (フィドル)、石平祐二(ベース)、アリサ(ヴォーカル)、谷村順造(マンドリン)、秋元 慎(マンドリン)、久永雅史(ベース)、Kanae(ヴォーカル)、川上 桜(フィドル)、田中 稔(バンジョー)、Miles Quale(フィドル)、ゆき(ヴォーカル)、Annie Staninec(フィドル)、菅沼裕紀奈(ベース)、Frank Altschuler(ヴォーカル)、齊藤ジョニー(ギター)、籠橋孝治(ベース)、中西秀樹(エレクトリック・ベース)、永田 徹(フィドル)、谷村友大(マンドリン)、中村和久(ベース)

[現在通算74名の皆様にご共演いただいています/順不同/敬称略]


レインボー・ヴァレー・カントリー・バンド

The Rainbow Valley Country Band

古き良き時代のアメリカの良心を表現するカントリー&ウエスタンとブルーグラス・ミュージック。「レインボー・ヴァレー・カントリー・バンド」は、ギター、バンジョー、フィドル、スティール・ギター、ベースドラムスなどの楽器を日本を代表するミュージッシャンらが奏で、表現するバンドです。それぞれのミュージッシャンのテクニックはもちろんのこと、アコースティックで聴き易い音創りと 親しみあるステージングには定評があります。

リーダーの稲葉和裕は、ブルーグラス/カントリー・シンガー、マルチ・プレイヤーとしてギター、バンジョー、フィドルなど数々の楽器を弾きこなし、ソロ・アルバムも数枚発表し、国際的に活躍しています。

バンド・メンバーは、哀愁のあるフィドル(ヴァイオリン)は蔦川 元、タイトで安定したベースでリズム・セクションを固める石平祐二、ドラムスの地倶清嗣を中心に関西で活躍するミュージシャンらが参加します。

●メンバー
稲葉和裕-ヴォーカル、ギター、バンジョー
蔦川 元-フィドル
石平祐二-アコースティック・ベース
地倶清嗣-ドラムス

●過去の出演例 (抜粋)
吹田メイシアター主催「カントリーとブルーグラスの夕べ」
クレオ大阪西主催「カントリー・オータム・コンサート」
八尾市文化振興事業団主催「カントリー・ミュージック・コンサート」
NHK大阪局制作「千客万来」ウィークエンド・ライヴ
東大阪市勤労者福祉サービスセンター主催「カントリー・ミュージック・コンサート」
W.H.O.(世界保健機構)国際会議レセプション(神戸センター主催)
近鉄小劇場提携公演「カントリー・クリスマス・コンサート 2001~2003」
大阪市中央公会堂「カントリー・クリスマス・コンサート 2004~2005」
クレオ大阪中央「カントリー・クリスマス・コンサート 2006」
八尾・プリズムホール「カントリー・ジュビリー 2007」
八尾・プリズムホール「カントリー・ミーツ・アイリッシュ 2008」
西宮・アミティホール「カントリー・ウインド 2009」
神戸酒心館「アメリカン・ミュージック・ジャーニー in 酒蔵」シリーズ
六甲山ホテル「カントリー・パーティー in 六甲山」シリーズ
熊取町公民館「カントリー・ミュージック・コンサート in 熊取」
生田文化会館「想い出のカントリー名曲集」

●主な演奏曲目

”テネシー・ワルツ”、”オールド・ブラック・ジョー”、”ケンタッキーの青い月”、”ジャンバラヤ”、”レッド・リヴァー・ヴァレー”、”500マイル”、”オー、スザンナ”、”テネシー1949”、”フォギー・マウンテン・ブレイクダウン”、”ユー・アー・マイ・サンシャイン”、”ホーム・スウィート・ホーム”、”慈しみ深き友なるイエス”、”カントリー・ロード”ほか


ブルーグラス・ヤングスターズ

The Bluegrass Youngstars

これからの日本のブルーグラスを担う若手ブルーグラッサーたちと稲葉和裕によるコンセプト・ブルーグラス・バンド。あえてメンバーを固定することなく、多くの若手ミュージシャンとの交流を図るブルーグラス・バンドである。

●過去にご参加いただいたミュージシャンの皆様:
今村日利(バンジョー)、坂井史郎(フィドル)、星川太志(ドブロ・ギター)、神納義之(ベース)、秋山龍哉(マンドリン/ベース)、冨田友里(マンドリン)、小野健児(フィドル)[順不同/敬称略]


ALISA

アリサ

2000年9月14日生まれ
兵庫県西宮市在住

幼少よりクラシック・バレエ、ヴァイオリン、ピアノ、ジャズ・ダンス、タップダンス、モデル、声楽、ヴォーカルなどのレッスンを受け、オペラやミュージカルに多数出演経験を持つ。

映画では、「0(ゼロ)からの風」(塩屋俊監督、田中好子主演/2007年)、「Quarter」(原田大二郎、島崎和歌子出演/2009年)に出演する。

2010年6月、ホテルオークラ神戸でのデビュー・コンサート、「ニューオリンズの世界からジャズにのって – 9歳の女の子のデビュー」で好評を博する。
2010年12月、「甲南女子大学クリスマス・チャリティー・コンサート」に出演する。

2011年6月、「宮川大助・花子ファミリー劇場」(京橋花月)に出演する。

2011年10月、関西テレビ「よ~いドン!」で「大人顔負け歌声と演技-11歳の天才美少女発見」と称され、「となりの人間国宝さん」に認定される。

2012年6月、朝日放送「このへん!トラベラー」でカントリー・バー、アビリーン取材中にステージ、父親、稲葉和裕らと共に歌う。

2012年6月、千日前・アナザードリームでセルフ・プロデュースによる「Alisa かたつむり Live!」を開催する(寄藤佳織、稲葉和裕共演)。

2013年9月23~24日、宮川大助・花子ファミリー劇場「天使の島~人魚伝説」(テイジンホール)に出演する。

2015年5月、アナザードリームで3年ぶりのライヴに出演する。

2015年に宮川大助・花子ファミリー劇場「花咲村の妖精」(テイジンホール)に出演し、2016年には同舞台でなんばバグランド花月に出演する。

2015年からは松竹系列のテレビ時代劇(「必殺!仕事人」ほか)に出演し、2016年秋には映画「超高速!参勤交代」に出演する。

2017年夏から一年間、テキサス州サン・サントニオにて語学留学を修了する。
渡米直前の7月16日にはミスター・ケリーズでジャズ・ミュージシャンや父親、稲葉和裕との渡米激励ライヴを開催した。

2019年3月より韓国・高麗大学(Korean University)へ短期留学する。

2019年6月、カリフォルニア州グラス・ヴァレーで開催された「ファーザーズ・デイ・ブルーグラス・フェスティバル」でキース・リトル、稲葉和裕らと出演して観衆を魅了する。

2020年11月から放送されたNHK連続テレビ小説「おちょやん」(杉咲花主演)に出演。

2021年1月、自費出版でCD「ALISA – Ballads」をリリース。

2022年12月より活動拠点を東京に移し、自身のYouTubeチャンネルを開設(しろうさぎchannel)し、活動中!


キース・リトル
Keith Little
バンジョー奏者、ギター奏者
マルチ・インストゥルメンタリスト
ヴォーカリスト、ソングライター
オレゴン州在住

アメリカ西海岸でブルーグラスの普及に貢献したヴァーン・ウイリアムズやレイ・パーク、ローズ・マドックス、ハイ・カントリー、グラント・ストリート・ストリング・バンドなどと活動した後に、歴史に名を残したブルーグラス・バンドのひとつ、「カントリー・ジェントルマン」に1年半在籍する。その後、カントリー界で一世を風靡したリッキー・スキャッグスのケンタッキー・サンダーに5年間在籍。彼のオリジナル・ソングは、カントリー・ジェントルマン、ティム・オブライアン、クリスタル・ゲイル、クレア・リンチ、ロングビューなどによって録音されている。ドリー・パートンのブルーグラス・アルバムにハーモニー・ヴォーカルで参加している。

’90年、熊本のカントリー・ゴールドにリッキー・スキャッグスと共に初来日を果たし、’94年には、稲葉和裕とのジャパン・ツアーを皮切りに、数回来日している。独特のバンジョー奏法、ハイ・テクニックのリード・ギター、そして幅広いヴォーカル・レンジを持つ、まさに「ミュージシャンのためのミュージシャン」として多くのトップ・ミュージシャンのサポートをこなしている。2001年には、待望のソロ・ブルーグラス・アルバム「ディスタント・ランド・トゥ・ローム」をリリースする。

現在、サンフランシスコで自身のレコーディング・スタジオを経営しながら、デビッド・グリスマン、ピーター・ローワン、キャシー・キャリックら西海岸のアーティストたちとフリーランスのセッション・プレイヤーとして活躍している。
2001年、2002年、2003年、2004年の稲葉和裕のクリスマス・コンサート・ツアーに参加。

2016年10月、マイク・コンプトン、ブレイン・スプラウス、稲葉和裕らとのジャパン・ツアーで12年ぶりの来日を果たす。

2019年6月、カリフォルニア州で開催された「ワカマツ・ファーム150周年記念フェスティバル」と「ファーザーズ・デイ・ブルーグラス・フェスティバル」で、稲葉和裕、ブレイン・スプラウスらと共演する。

●ソロ・アルバム
“Distant Land To Roam”(2001 Copper Creek Records)


マイク・コンプトン
Mike Compton
マンドリン奏者
テネシー州ナッシュヴィル在住

1956年、ジミー・ロジャーズの故郷であるミシシッピー州メリディアンに生まれる。
ジョン・ハートフォード曰く、「マイク・コンプトンは、ビル・モンロー・スタイルのマンドリンを「ブルーグラスの父」自身よりもよく知っている」。

映画「オー・ブラザー!」(2000年)のサウンドトラックと、ベスト・トラディショナル・フォーク・アルバム、「ダウン・フローム・ザ・マウンテン」でグラミー賞を獲得する。その後、映画「コールド・マウンテン」(2003年)のサウンドトラックにも参加し、全米でブルーグラス・ミュージックの普及に寄与し、ブルーグラス・マンドリン奏者として脚光を浴びる。
ジョン・ハートフォード、デヴィッド・グリアー、ラルフ・スタンレー、スティング、エルヴィス・コステロらと共演する。現在は、ナッシュヴィル・ブルーグラス・バンド、ヘレン・ハイ・ウォーター、マイク・コンプトン&ジョー・ニューベリーで活躍し、「モンロー・マンドリン・キャンプ」を主宰している。
2005年度のIBMA最優秀マンドリン・プレイヤーにノミネートされる。

2006年、2007年、2013年の稲葉和裕のクリスマス・コンサート・ツアーに参加する。

2016年10月、キース・リトル、ブレイン・スプラウス、稲葉和裕らとのジャパン・ツアーで3年ぶりの来日を果たす。

●アルバム・ディスコグラフィー(抜粋)

Mike Compton & David Long “Stomp”(2006)
Nashville Bluegrass Band “20 Year Blues” (2004)
“Cold Mountain” soundtrack(2003)
Keith Little “Distant Land To Roam”(2001)
John Hartford “Hamilton Ironworks”(2001)
Kazuhiro Inaba “Dixie Dream”(2000)
“O Brother, Where Art Thou?” sound track(2000)
John Hartford “Good Old Boys”(1999)
Mike Compton & David Grier “Climbing The Walls”(1989)
Peter Rowan “New Moon Rising”(1988)
Nashville Bluegrass Band “Idle Time” (1986)
Nashville Bluegrass Band “To Be His Child” (1987)
Nashville Bluegrass Band “My Native Home” (1985)

●マイク・コンプトン・オフィシャル・ウェブサイト www.mikecompton.net


ブレイン・スプラウス
Blaine Sprouse
フィドル奏者
ウエスト・ヴァージニア州フランクフォード在住

ケニー・ベイカーの一番弟子として頭角を現し、’70年代にはジミー・マーティン&サニー・マウンテン・ボーイズで来日の経験を持つ。
高度な技量と味わい深いフィドルに定評があり、ジム&ジェシー、オズボーン・ブラザーズ、クラスター・プラッカーズのメンバーとしてナッシュヴィルで活躍する。
音楽界から数年間のブランクを経て、カリフォルニアに移住し、ピーター・ローワンやキース・リトルらのバンドで活躍してきたが、現在は彼の故郷であるウエスト・ヴァージニア州に戻り、フリーランスのミュージシャンとして活躍している。

2016年10月、キース・リトル、マイク・コンプトン、稲葉和裕のジャパン・ツアーで40年ぶりの再来日を果たす。

2019年6月、カリフォルニア州で開催された「ワカマツ・ファーム150周年記念フェスティバル」でキース・リトル、稲葉和裕らと共演する。

●アルバム・ディスコグラフィー(抜粋)

Blaine Sprouse “Blaine Sprouse”
Blaine Sprouse “Summertime”
Blaine Sprouse “Brilliancy”
Blaine Sprouse “Appalachian Mountain Fiddler”
Kenny Baker & Blaine Sprouse “Indian Springs”
Nashville Bluegrass Band “My Native Home”
Dreadful Snakes “Snakes Alive”
The Cluster Pluckers “The Cluster Pluckers”
The Cluster Pluckers “Just Pluck it”
The Cluster Pluckers “Unplucked”
The Cluster Pluckers “Old Time Gospel Favorites”
The Cluster Pluckers “A Cluster Pluckers Christmas Album”
The Osborne Brothers “Bluegrass Collection”
The Bluegrass Band “Shine Hallelujah Shine”


ブッチ・ロビンス
Butch Robins
バンジョー奏者
ヴァージニア州ピュラスキ出身

幼少から父親、カルヴィン・ロビンス氏に連れられ各地のブルーグラス・フェスティバルやコンテストで活躍し、10代ですでにビル・モンローからブルーグラス・ボーイズへの入団のオファーを受けるが、学業のため断り続ける。卒業後は、ナッシュヴィルでフリーランス・ミュージシャンとして多くのアーティストと親交を深め、レコーディングやプロデュースの才覚を認められる。ブルーグラス界の革新的グループ、ニュー・グラス・リバイヴァルの結成時のベース奏者となる。
’70年代後期、ビル・モンローのブルーグラス・ボーイズに参加し、「ビーン・ブロッサム・ライヴ・アルバム」や、「マスター・オブ・ブルーグラス」のレコーディングで素晴らしいバンジョー・プレーを残している。
ブルーグラス・ボーイズ退団後は、アラン・オブライアントやブレイン・スプラウスらと自身のバンド、ザ・ブルーグラス・バンドを結成し、全米のブルーグラス・シーンで話題となる。

1993年には、稲葉和裕の3作目のアルバム「ゴーイン・アクロス・ザ・シィー」にバンジョーで参加し、同年に稲葉和裕とのツアーのために初来日、1994年には、ラリー・スティーヴンソン(マンドリン)と共に来日、そして、1996年には「阪神大震災チャリティー・ブルーグラス・コンサート」のためにダドリー・コーネル(ギター)と来日している。2005年の稲葉和裕のクリスマス・コンサート・ツアーに10年ぶりの来日を果した。

2007年、「ワールド・インターナショナル・ブルーグラス・バンド」を主宰し、日本から稲葉和裕をはじめ、オランダ、スウェーデン、オーストラリア、アイルランドからのミュージシャン達と共にヴァージニア州とテネシー州をツアー敢行した。

2016年、ビル・モンロー・ブルーグラス・ミュージック殿堂入りを果たした。

現在、再び、フリーランスのミュージシャンとして精力的に、アメリカ国内外のブルーグラス・フェスティバルやレコーディングに参加している。

●ソロ・アルバム
“Grounded-Centered-Focused”(1995 Hay Holler Records)
“The Bluegrass Band – Once Again From The Top Vol. 1″(1990 HHR)
“The Bluegrass Band – Once Again From The Top Vol. 2”
“The Bluegrass Band – Shine Hallelujah Shine Vol. 1″(1991 HHR)
“The Bluegrass Band – Shine Hallelujah Shine Vol. 2”
“The Bluegrass Band – 2nd Cut”

“Forty Years Late”(Rounder Records)
“Fragments Of My Imagination”(1979 Rounder Records)
“The Fifth Child”(Rounder Records)
“Butch Robins’ Imagicnation – Sketches”

●著書
“What I Know ‘Bout What I Know”


ザ・ワールド・インターナショナル・ブルーグラス・バンド
The World International Bluegrass Band

世界中を旅したブッチ・ロビンスが様々な背景と環境でブルーグラス・ミュージックに携わる各国のミュージシャンを厳選し、2007年10月テネシー州ナッシュヴィルで開催されるIBMA主催ワールド・オブ・ブルーグラスに出演するために結成されたバンドです。

ビル・モンローがブルーグラスとして演奏した音楽形態が全世界に広まり、各国でそれぞれ継承され成長し続けている。ザ・ワールド・インターナショナル・ブルーグラス・バンドは、ブルーグラス・ミュージックを通して「世界はひとつ、人類はひとつ」を提唱する。
グルーバルな視点においてブルーグラス史上、初めてのコンセプト・バンドとなった。

●メンバー
ブッチ・ロビンス(Butch Robins from U.S.A.)-バンジョー
稲葉和裕(Kazuhiro Inaba from Japan)-ギター
アーノルド・ラッシュアー(Arnold Lasseur from Netherlands)-マンドリン
ハミッシュ・デイヴィッドソン(Hamish Davidson from Australia)-フィドル
ヤン・ヨハンセン(Jan Johansson from Sweden)-フィドル
ショーン・マッカー(Sean McKerr from Ireland)-ベース